一体の世界で、今、人類に必要な叡智とは:ストーリーズ:MARTHのLast Resort

一体の世界で、今、人類に必要な叡智とは

MARTH
公開日:2020-03-02 12:53

Q:
MARTHさんにお尋ねします…。世界は大変なことになっています。私たちは滅亡してしまうのでしょうか?

どのようにしたら、人類は平和で争いのない幸せな世界を生み出せるのでしょうか。



MARTH:

確かに、あなたがおっしゃるように世界は大変なところにきてしまっているのかもしれません…。

あらゆる分離、分裂、あらゆる戦い、比較、争い、不信、ずっとお話ししてきましたが、そのすべての要因は分離感です。自分と他、敵味方、国と国、民族と民族、支配者と隷属者、ありとあらゆる分離、分裂を信じた人類の戦いです…。

しかし、残念ながら、いや、素晴らしいことに、すべては一体です。すべてはひとつのものです。そのような価値観に、人類は気づいてこなかったとも言えるのではないでしょうか。

そのことが、すべての要因であるとずっとお話ししてきました…。

そして、一番大切なことは、物事を分子で見ないということだと想うのです。

分子でものを見ると、すべてが分かたれているように見えます…。

鳥や花、動物たち、人間と人間、民族と民族、上と下、あらゆるものが分子レベルでは互いに別なものに見えます…。横の人、隣の国の人、支配する人、隷属させられる人々、どちらも、一体であるとは知りません…。

ましてや素粒子レベルで、一体でない動きをするならば素粒子からの大きなメッセージが来るということも、人類は気づかないできました…。

素粒子レベルではすべてのものは一体です…。原子レベル、電子レベルではすべてが一体(ひとつ)であるのです…。

隣同士、他と見えるものも残念ながら、いや、嬉しいことに、すべてがつながっている、一体の素粒子の海なのです。みなが同じものでできています。木や花や大地や海や…ありとあらゆるものが一体でできています。

そのことを人類は計算に入れないで生きてきました…。分離している自と他と、一体でない価値観で見、生きるときには素粒子レベルに合いません…。ですから、必ずメッセージが来、ある意味、自らを正そうとする大変な大きな力がそこに働きます…。

それが人間にとって、ずっと「バチ」というように言われてきたものです。ですから、「バチ」というのは、神様からバチを当てられるといったような、たやすいものではなく、科学的に、原子レベル素粒子レベルで、必ず一体の世界の中で、元の一体性に戻そうといった力が働き、そう生きない自らを台無しにしてしまうという、大きな、いや、滅ぼしてしまうほどの大きな力を働かせてしまうのです…。

人類はそのことをとことん、科学的に今解明しなくてはなりません…。地位や名誉、お金やありとあらゆる人気や、ありとあらゆるものを得ても、力を得ても、支配力を得ても、分離を信じ、愛で生きなければ必ず、そこに幸せはないし、それは滅びてしまうのです…。

人類は、今残念なことに、この世界のすべてが一体のものと気づかず、分離を信じています…。上も下も、右も左も、ありとあらゆる人々が、分離を信じています…。分離を信じていると、その人は台無しになってしまうことは知られていません…。

ですから、本当は自らを幸せにするために、自らを素晴らしくするためには、愛を持って、一体性を取り戻さなければなりません…。鳥と山と、花と人と、大地と動物たちと、なんであっても一体のとき、ひとつのときに幸せを感じ、至福となるように人はできています…。

人類はそこから生き、そのことを実行しなければ、また、互いに世界中、そのことを学ぶようにしなければ、そのことをとことん研究するようにしなければ、みながそれを知るに至らなければ、きっとすべてが争いの中、苦しくて台無しになって滅びてしまうのかもしれません…。

他を愛する心、他とひとつになり、自らだと想う想いや価値観、他を大切にし、育む力、そのような愛しさや、そのような理解や、そのような知的さ、そのような叡智(えいち)が、今何より必要であることでしょう…。

そのことを、世界中の子どもたちが学べ、ひとつであるところから人類が人生を実行してゆくならば、必ず繁栄し、必ず持続可能な成功や幸せや、とてつもない至福がもたらされることでしょう…。

逆に、分離で生きるなら、人類は台無しになってしまうのかもしれません…。

私は人類の一体である素粒子の叡智を、一体である、ひとつである素粒子のその美しさを、すべてがその美しさを持っていることを信頼したいのです…。みなさんが神の子で、素粒子の子で、万物の子で、一体の子どもであるということを、愛の子どもであるということを、それがすべての人、すべてのものの本質であることを信頼しています…。

あらゆるリーダーの方がそのことに目覚めて、幸せになってくれることを願い、そこから人類が生きて、素晴らしい世界が来ることを、切に切に願ってやみません…。

MARTH 
2020年3月1日

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