Q & A 電子の動き、バチについて:ストーリーズ:MARTHのLast Resort

Q & A 電子の動き、バチについて

MARTH
公開日:2019-07-09 10:59

Q:MARTHさんに質問です…。

MARTHさんは、未知や神秘、現実ではない、この世でない、ということを昔からおっしゃられています。

ある意味それは、古代から、様々なブッダたちが言ってきたことでもありますし、また、現実ではない、この世ではないと、ソクラテスも伝えてきたことです。しかしMARTHさんはそれをこえて「バチ」のことを伝えてらっしゃいます…。ここは最大に大きな問題である気がしてなりません…。そこが私にはよく理解ができていません。私の仕事は、量子力学の科学者です。


MARTH:先生、おっしゃるとおりです。ボームもそのためにクリシュナムルティのもとに行きました。なぜ、賢者たちは、ブッダたちは愛を説くのか…その問題に尽きるのです。さぁ先生方皆様は、未知や神秘、この世でないことを知っています。物質が出たり入ったりしていることも、永遠に分からぬところであることもきっとご存知でしょう。とてつもない中にいること…そしてそれはまるで神の夢のようだと…古代の賢者たちは伝えました…。真我である、神の夢である、この世界はすべて一体の一者、神の現れであると…。とわにどこまでも果てなく未知で神秘の素粒子の海であるのだと…。すべては、電子の海にほかならない…ではなぜ、それは一体であり、ひとつのものであり、その一体でひとつのものからそれたものにメッセージを送るのか、という問題です。すべての電子が一体ゆえに共に友である、いや、家族である電子同士愛しているというところから、ある部分が突起したりうぬぼれたり、過信したり、ある部分が支配したり、されたり、勝とうとしたりする場合は、その本人の持っている分子の構成要素である電子が、素粒子が、どう呼ぼうとそのリアリティーが、一体の真実からそれた間違ったものと判断するとき、メッセージを送ってきます…。

これから、先生たち皆様は、また量子力学の科学者の方々はそこの領域に入ってゆかざるえないでしょう。そのときにどうしてもサポートするのが、賢者たちであったのです…。クリシュナムルティはボームをサポートしました。大切なことは、「バチ」です。信長、アッティラ大王、アレキサンダー大王、みんな若くして滅びました…。なぜでしょう。天下をとってもなぜ滅びるのでしょう。私はそれを自己拡大と自我の野心という問題に例えています…。「自我の終焉」とクリシュナムルティは言いました…。和尚は「ノーマインド」と言いました。

最近の賢者たちもみなそう伝えています。「自我」というのは「一体のもののなかの部分」という意味です。一体の中の、愛の中の、神の中の一部分。その部分は、神の手足でもあるのです。神の小指、愛の小指、人差し指、または細胞。それぞれが単独で動きます。そして、それらは愛の一部として五感を持っていますが、それでも神の一部です。愛の一部です。しかし、神の子らしく、愛の子どもらしく生きなかったらどうなるでしょう。互いに、一体同士で戦い合う、組織を作って殺し合う、ケンカをする、悪口を言い合うとしたら、それは何になるでしょう。

そしてそのとき、メッセージが来ます…。一体である、自我を終焉しなさい、マインドノーに気づきなさい。ブッダたちは言いました。心、いやこれは正しい訳(やく)ではないのです。心=ハートではないのです。思考、考え、分離の考えという意味で、なくすのはハートでなく分離感です。それを無心と訳(やく)したのです。それを無にしなさいと伝えました。世界中の賢者たちは言ったのです。「分離を終えなさい」と。「一体なのだから分離を終えなさい、でないと、あなたはあなたを罰する」と伝えました。天は目覚めさせようとする、と言ったのです。それが本当の真理です。それらは本当は科学であったのです…。過信したりうぬぼれたり、無感覚になったり、自己拡大しようとしたり、組織や団体を作り、自我の保全を図ったりしてはならぬと…ですから、未知や神秘、この世でないという気づきだけではダメなのです。そこにうぬぼれや過信、自己拡大があったら、あなたはあなたを罰することでしょう。それはあなたが本当は愛そのものであるからなのです。それゆえに、誰もが自らの本当の質である愛に戻るしかないのです。一体の愛しさに戻らなくてはなりません。それは、避けて通れない人類の使命でもあるのです。共にみなで愛の世界を創らなければなりません。自らを本当の幸せに帰らせたいなら、真に科学的に自己拡大をやめて、愛へと戻るしかないのです。神々が、いや、天が、万物が、真我が自らの一部、その子たちへ求める、愛の世界をこの未知なる神秘なる世界に創り出すのが、私たち部分(子)の本当の役目なのです。そこに突起の問題、分離の問題は、最大の脅威となります…。ですから、宇宙は、天は、いや、この未知なる神の夢は、そこに対しては容赦なく、メッセージをしてくるでしょう…。そのようなことにならぬように、人類は分離を超え、愛で生きる、一体という価値観で生きる。それが今何より求められているのです。突起しよう、抜きに出よう、勝とう、人を騙そう、盗もう、奪おう…十戒の言ったとおりです。一体であるのだから、ひとつであるのだから、不二(ふじ)であるから、2個でないから、「一体だから、みな同じ一者だから、愛で生きなさい。そしてそのような楽園をこの地上に創りなさい」と、あらゆる人の電子が素粒子が、一体であるものが、あなたに伝え続けています…。

MARTH


追伸

誰もが真の豊かさ、真の成功、真の繁栄をしたいのです…。トラブルの無い、問題が起きない、それには、愛の世界を共にみなで創るときに、起こってくるものです。そのときにこそ、この地上はとんでもない至福に包まれることでしょう。愛しさに包まれたとんでもない繁栄と、とんでもない成功と、ずっと継続する、1000年、万年続く大きな安らぎと幸せの世界がそこに起こることでしょう…。賢者たちはずっとそのことを伝え、殺されてきました…。

本当はあらゆる人々の、また人類の本当の味方である彼らは、誤解され、自我にとって敵だというように思われ、殺されてきました…。そののち、崇拝されたりもしました。しかし、分離の価値観では幸せにはならないのです。自我という妄想では、人類は滅びてしまうでしょう。ですから今、万物の子であるすべて、そして人類に必要なのは、この世ではないという気づき以上に、未知や神秘ということよりも、すべてが一体であって、それゆえに愛であり、そこから生きるとき、本当の幸せがあること。現実でない、この世でないということは、もう昔から量子力学的に当たり前のことなのです。今、大事なのは愛で一体の世界に気づいて生きることであるでしょう。それは言ってみれば、このすべての世界はこの世などではなく、現実でもなく、それゆえ、死というものも、終わりというものも、生まれたというものも、科学的にはまったく存在しないということでもあるのです…私はずっとそう感じて生きてきました…。


MARTH
2019年7月9日

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