藤本 央様のレビュー:MARTHの作品:MARTHのLast Resort

MARTHLast Resort

“MARTHの作品”へのみなさんのレビュー

MARTHさんは、この世の実相を捉え、私たちに問いかけます

サンブレスメディカル株式会社専務取締役 ワンズウェイ代表

藤本 央 様

それでも愛であるから永遠に在りて在るもの

MARTHさんは、この世の実相を捉え、私たちに問いかけます。この肉体が幻想であり、心や霊的な意識こそが本質である。善/悪、自/他、敵/味方といった二元論に支配された私たちの感覚は全て幻想である。そして私たちは、自我によって個々に生きているのではなく、みんなで一人である、と。私たちの思い込みと常識に正面から問いかけてきます。ストレートに霊的世界観を繰り出してきます。はじめてこの言葉に触れると、戸惑うでしょう。恐らく、霊的な感性をある程度磨いた人でないと、こうした言葉は空想的なエッセイに聞こえるかもしれません。でも、一旦このことが真理であると了解したならば、すべての言葉が確信をもって響いてくるに違いありません。神が自らを「I AM THAT I AM」であると言いましたが、聖書は「ありてあるもの」という直訳しかなされていません。それは神の名前でもあり、私たちの実相をも表現する言葉ですが、MARTHさんは、まさに「ワンネスである自己」を意味することとして見事に表現されています。本来は人はワンネスとしての大海であったにもかかわらず、肉体を纏うことでそのことを忘れてしまっています。そして一つの波の波頭(泡)と化して、隣の波頭とぶつかり争いをしています。そのことに気付いてほしい。そんなメッセージが聞こえてきます。自分が大海であることに気付いた瞬間が、「ワンネスである自己」に気付くことであり、それは自身が「I AM THAT I AM」であることに気付くことであり、それは「自分が神であった」ということに気付くことに他なりません。

また、MARTHさんは、幻想と本質を近代科学(量子力学)が証明してきていることも書かれています。あるいは、「みずがめ座に移行する時代」ということにも触れられていますが、そういった意味で、色々刺激をいただきました。このようなレベルの仕事は、自分自身がコトをなすのではなく、本体がなすものなんでしょう。そのために自らが「祝福の水路」となって、ただ運ぶのだと思います。MARTHさんの音楽についてですが、流れるメロディーは本当に素晴らしく、毎日BGMとして楽しんでいます。メッセージも素晴らしいし、流し続けても飽きてきません。ゆったりと流れるオーケストラが好きです。確かに癒されます。仕事中に流していても、全く自然に溶け込みます。私にとって、CD を聴きながらひと眠りをするのが最高の至福の時間となっています。